- ヨガと出会うまでのストーリーを教えていただけますか?
一番最初は、社会人になって3年くらい経ったころですかね。やっぱり仕事が忙しかったというか。体調がすごい悪かったわけではないんですけど、リフレッ シュしたかったし、あとは単純に運動不足だなと思って、DVDを見ながら家でヨガをしていました。

で、意外と続いたんです。普通DVD買ったくらいじゃ続かなくなるものなのに、ここまで続くってことは結構ヨガのことが好きだし、あとは「先生に見てもらいたい」と思ったんです。

それでヨガ教室を探していたときに出会ったのが恩師の先生だったんです。それで通うようになりました。
- どんなヨガを練習していたんですか?
その先生はいろんなヨガを教えてくださったので、シヴァナンダヨガもあれば、ヴィンヤサヨガやハタフローもありました。その先生のヨガクラスを受けられるのであれば、クラスの種類は何でもいいというか。
- わかります。先生に惹かれてヨガにハマることってありますよね。それでヨガに通ってみて何か変化はありましたか?
そうですね。通ってみて、普通に身体が気持ちいいのはもちろんだし、本当に健やかになりました。もともと身体強かったし、健康だと思ってたんですけど、本当に身体がいい状態だと「こんなに毎日が健やかなんだ」と気づいたんです。

あとは、自分にとって大切なことがハッキリしてきました。分野を問わず、そのときそのとき自分にとって大切なこと、優先順位がどんどんわかってきた。
- それまでは何でも頑張るような生き方だった?
はい、なんでもしようとしてて、ゴスペルもしてたし、ゴルフも会社の付き合いでやってたし、本当に忙しい子でした。自分でもびっくりするくらい。

ヨガをするようになって、すごい好きなことにもっと時間を割いていいんだ!ってどんどん気づいてきたし、ヨガはその好きなことの中でもさらに好きなんだってわかりました。
- 指導者になるためには、どんな練習や経験をされたのですか?
最初は鹿児島で、TTCを受けました。それがヨガを始めて1年も経たないころでした。私は単純にヨガの先生の話すこと全部が面白 かったんです。ヨガの哲学とかも大好きなので。そういうのをみっちり話してもらえたので、とても楽しかったです。

それで先生のTTCを受けた頃に、仕事が大変で同期はほとんど辞めていて。私自身も「あ、もう無理だ。自分が大好きじゃないことを続けていたら、健やか でいられないな」って思ったんです。頑張れば結果も出るポジションだったけど、それは無理してやってるなと。

で、思い切って会社を辞めることにしたんです。そしたらそれからは奇跡の連続で導かれるようにタイのチェンライで行われるシヴァナンダヨガのTTCに参加することになったんです。

もともと自分が受けていた先生のレッスン中も、よく意味も分からず泣けてくることがあったんですが、それがタイではさらにすごくて。

浄化なのかもしれませんが、理由もわからずに毎日のように泣いていました。これはヨガをやってる人にしか伝わりにくい感覚かもしれないですけど。
- そうですね。その「理由もわからず泣けてくる」感覚が、こちらまで伝わってきました。これからどんなクラスにしていきたいですか?
そうですね。私が結局タイにいって気づいたことは、「タイに来なくても、毎日の生活の中に気づきがあるんだ」ということでした。

私はゆっくり丁寧に毎日を過ごすことに憧れてたんです。タイにいたら毎日ゆっくりご飯を食べれるし、みんなで行事を楽しんだり。

でも日本にいてもそういう風に過ごすことはできるんだなって思いました。帰ってきたらインドに行きたいとかも思ってたんですけど、不思議とそういう思いもなくなっていって。

先生によっては、サマディ(悟り)を目指すんだとか色んな教えがあると思うんですけど、でもみんなレベルがあると思うし、みんな毎日の生活の中で、毎日が楽しいと思ってくれたらただそれでいいなって感じます。

特別な場所に行かなくても毎日って楽しいから、それに気づいてもらえたらなって思います。
※インタビュアー:HIROKI